ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

移住者の姿が見えにくい

移住先ランキングで福井県が20位以内に入っていないことについて、移住フェアで各県のブースを見たら分かると書きました。

 

kadonoyanasan.hatenablog.com

 以前に友人にも話したことなのですが、他県と福井県の大きな違いと言えば、情報の伝え方や発信力だと私は考えます。福井県も他県と同じような感じで移住フェアに参加したり、情報を発信している感じがしますが、移住を考えている人からすると何か足りないと感じると思うのです。

それは何かというと、先に移住した人の情報があまり見えないということ。

 

移住を考えていた時に移住先として考えていたところとして高知県があるのですが、高知県は移住者に協力してもらって移住の魅力を伝えていました。情報の伝え方や発信は県が主体的にやるだけでなく、移住者にも発信してもらう・・・という感じですね。
すると移住を考えている人からすれば、これから移住した場合のイメージがしやすいのです。移住者の生の声や、普段の生活、移住時に考えていた不安とかは移住後にどうなったとか。そういった情報が移住者からダイレクトに入ってくると安心感はありますよね。

 

福井県も移住者の声をまとめていますが、肝心の移住者の姿が見えないのです。これは結構マイナスに働いていて、移住を考えている人からすると、あれ?おかしいぞと感じる人が多いような気がします。

 

はじめてのバスツアーでも、参加した人の中からこんな声がありました。「いろいろな農家さんを見させてもらって、成功している姿を見たけど、何かしらもともと福井とつながりのある人が多いよね。」
この言葉、今でも自分の中ですごく重要な話だなと感じます。バスツアーで紹介してもらった農家さんは、①親戚が福井の人だったり、②結婚相手(旦那もしくは妻)が福井の人であることが多かったです。また③もともと福井出身で戻ってきたケースや④ずーっと福井だけど大規模化でうまく行っているとか・・・

 

福井県に何も縁もツテもない人からすれば、「これ、参考にならないじゃん。」と思うのは当然かと思います。まぁ、完全に単身で移住してきて、うまく行っている人がまだ少ないので紹介しにくいというのはあるかもしれません。

 

移住した人たちが直接情報を発信するような環境を作ってあげないと、移住先としての魅力が伝わりにくいのではないかと感じます。福井はいいところだよ~と言ってもらえる先輩移住者が様々な情報を発信することで移住を考えてくれる人が増えてくる・・・そう思うのです。

 

移住先ランキングを見てて、上位のところは毎年移住者が多いところです。それだけ先輩移住者が様々な情報発信をしているので、移住を考える人の参考になりやすいと感じます。

 

それでは。