ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

金鉱工夫よりも、金鉱工夫に道具を売る方が儲かる

寒いです。もうちょっと暖かくなってから動き出そうと思いますが、だいぶダメダメ人間になっていますね。(汗)

 

ちょっとストーブに当たりながら、ひろゆきさんのYouTubeを聞いていたんですが、その中に金鉱工夫の話があって。昔、ゴールドラッシュがアメリカにあって、金が出るから掘ったら儲かる!という触れ込みで、いろんなところから人が集まって来たそうです。でも、実際に掘ってみたら、全く金が出てこない人もいる・・・
一番儲かったのは、実は工夫たちに道具を売った人ですよ~っていう話なのですが、これって、どんな業界にもあって、もちろん農業でもありますよね。

 

実際にモノを作って売るよりも、そのモノを作るために必要な道具であったり、ソフトウェアだったりで、自らが動くことで利益を出すよりも他人が動くことで利益が出るような仕組みを作れるかが、儲かるか儲からないかが変わってくる感じがします。

 

たとえば、すいか。ただ単にすいかを作って売った場合、売れたら利益は出ますが、普通の市場価格になるので、儲かるって感じにはならないですよね。これを、このスイカを食べたら健康に良い!夏バテに効く!!っていう情報が流れて、すいかブームが出来た時、需要がむちゃくちゃ高まって、売れば売るほど予想以上の利益が出て、儲かるって感じになると思うのです。

 

今、あっちこっちで「成功する農業」とか「儲かる農業」とか、うたっているところがありますが、農業が儲かるのではなくて、それをうたっている業界が儲かっている可能性があるわけです。上のすいかの例では農家が儲かっているように思いますが、実はこの情報を出したのは販売業者で、儲かったのは販売業者だったってオチだったりします。

 

稼げるようになるには利益が出る仕組みを作ることが大切で、儲かるようになるにはたくさん売れたり、高値になるような仕組みを作ることが大切な感じがします。
新規就農を目指す人は、「儲かる農業」ではなく、利益が出る「稼げる農業」を目指す必要が出てきます。「農業は儲かる」と聞いて、農業を目指しても、金鉱工夫のようにまったく金が出なかったっていうオチもありますので。

 

それでは。