来週、池上梨組合の寄り合いがあるようです。内容は以下の通り。
- 新規梨園の整備事業について
- 改植の推進について
- 後継者・新規就農者の確保・育成について
- その他
といった感じです。
個人的には話を聞きに行く感じで終わるのかな?って感じですが、『梨産地活性化に向けた意見交換会』とあるので、何かしら意見を求められうのかな?なんて思ったりもします。
今、感覚的にですが、この坂井北部丘陵地の梨畑は減少傾向ではないかと思ったりします。老木の梨が多くなってきたことによる収量減少で、思ったほどの収量が出せなくなってきたというところで、辞めていく人が多くなってきているのと、人を育てていないという2点で、梨畑を維持できなくなってきていると感じます。
老木については改植して若返らせていく必要があるのですが、改植がかなり重労働になるのではないかというところと、設備のあるなしで出来るところと出来ないところがあるんじゃないかと思ったりもします。まぁ、一度もやったことがないので、あくまでも個人的な想像なのですが。
人を育てていないという点については、おそらくですが今から育てようとしてもかなり難しいのではないかと思ったりもします。何故かというと、この一年梨畑をやらせてもらった中で感じたのは、育てようというよりこうすべきという既存のルールに拘る人が多い感じがして、人が育つ環境では無いなぁ・・・と感じるからです。
私のように、人から何か言われてもあまり気にしないタイプであれば、勝手にやっていくのですが、そうでないのであれば途中で辞める人が多くなると思います。
ただ、今、不景気ですので何も対策をしなくても梨畑を引き継ぎたいと、手を上げる人はたくさん出てくると思います。そういった人をうまく丸め込んで、やってもらうってことをすれば、自然と後継者は育つ感じがしたりします。そういう意味では今、産地活性化のチャンスのような気がしますね。
問題があるとすれば、老木が多いので反当たりの梨の売上がブドウに比べて少ないこと。若木から育てて3年目から収穫できるブドウに対して、梨は7年かかるところから、投資の回収に時間がかかるので、梨をするぐらいならブドウ・・・って考える人が少なくないかと思うのです。そのあたりをどうするかって感じになるのかなって個人的には思ったりします。
個人的には、梨をやってみたいけど園芸カレッジでは学べないっていう人がいたら、「ちょっとやってみる?」と声をかけています。もちろん作業を手伝ってもらうという形になるので、労働に対する賃金を支払いますので、経営的に働いてもらいたいときにしか作業のお手伝いをお願いできないのですが、今週はこんなことやるよっていう情報だけは逐次出していって、興味があるのであれば見に来てもらうって形で学んでもらえたらいいのかな、なんて思ったりもします。
梨に対して興味を持つ人が増えてくれたらうれしいなぁ。
それでは。