昨日は疲れていたので、意見交換会後の感想しか書きませんでした。
意見交換会で出た話を少し自分の考えも交えながら話します。
レジメの内容そのまま丸パクリです。(笑)
前置きですが、これは梨産地活性化に向けて必要であろうことを、箇条書きに農林事務所側がだしてきたな話です。
4番の既存園の施設更新は、昨日のブログでも書いたのですが、新規に設備を導入するに合わせてることで補助が入ってくるなので、更新だけでは補助金が下りないとのことです。何かしら規模が拡大するもしくは収量が増えるという話が出来ない限りは、補助金は出ないということらしいです。
では、1番から見ていきます。
新規梨団地のイメージ図です。後継者育成で園芸カレッジが中核に入ってきます。
団地化することで農地の確保と設備等のコスト削減、労働力の共有化が出来るとのこと。
新規園の整備に200万円/10aぐらいかかるとのことで、補助金を入れて自己負担が約120万円/10aぐらいになるのではないかということ。結構お金がかかりますね。
で、個人的に思うのですが、そもそもの話、梨団地を広げようと考えている人はほとんどいないのではないかと思うのです。この案自体も補助金を当てにして考えているので、そうすると足りない部分は自己負担として大きなお金が必要になってきます。長期的に梨団地を広げていこうと地域が考えていたのであれば、積み立てをして自己負担の軽減をしていこうとするとおもうのですが、それをしていないということは、梨団地を広げることは考えていないと思うのです。
なので、今、このタイミングで梨団地を広げる話をするのは、かなり無理があるんじゃないかなぁ~と個人的には思ってしまいました。10年ぐらい前に話をしているのであれば、話は違ってきますが。
もし仮に梨団地を広げたいのであれば、既存農家の意見を聞くのではなく、行政が主体になって農地を確保して団地化し、新規就農者を募って一から産地化するほうが早いと個人的には思います。既存農家に任せようと考えるのが甘いと思ったりします。
農地の確保については、昨日のブログでも書きましたが、農地の空きはほとんどありません。借りるのはかなり難しくなってきています。これから福井で就農を目指している人に忠告しておきますが、農地の確保が難しいので、少しの農地を確保して就農したとしても農業だけで生計を立てるのはかなり難しいです。なので、副業なり半農半Xのようなことをしていく必要があると思います。話が脱線しました。
個人的にはいきなり大きな梨団地を作るよりも、まずは既存の梨畑をどう継続していくか、あと後継者作りをどうしていくかを考えていかないといけないと思うのです。梨の樹齢が50年を超えてきているので、更新が必要だというのは分かるのですが、梨よりもまずは人の更新をしないと話が進まないと思うのです。
それでは。