ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

スイカを早めに植えるのは

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梨の摘果をしていたら、雨が降り出しました。

今日の外仕事はここで終了かもしれませんね。

 

雨具を着て作業すると言う手もあるのですが、まだ花が完全に落ちていないのと、実が小さすぎるので、選別が難しく、慌てて作業することもないかなと思います。

 

この後の作業としては、倉庫の整理と、昨日市役所から送られてきた書類の作成をします。

 

昨日の西さんの話からですが、いつも言われることですが、なぜ私がスイカの早植えをしているのかという話です。

 

この辺の農家さんは、大体同じ日に定植をするのですが、私の場合、それよりも1週間から2週間ほど早めに植える株もあります。あまり早いと地温が上がらず、寒さで株も弱ってしまうのですが、定植作業の分散をしたいという目的があるので、わざと早めに植えています。

 

この辺で早めに植えようとするならば、中型トンネルと言って、もう少し大きめのトンネルを作らないと、寒さに負けてしまうのですが、私の場合、普通のトンネルでやっています。

これも実は理由があって、最初は寒さに負けるのですが、普通のトンネルでもそれなりに育つので、そのままにしています。完璧を目指すのであれば確かに中型トンネルを作った方が良いのですが、費用と時間を考えればどうなのかなと言う感じがします。

早植えで普通のトンネルを作って、そのうちの3割位がうまく育たない場合は、早植えを諦めたり、中型トンネルを考えたりしないといけないかなと思います。

 

今のところ、だめな株は1割も満たない(約5%弱)ので、まだ許容範囲かなと自分の中では思っています。まぁ他の農家さんだとそれは許されないことなのかもしれませんけどね。

 

とはいえ、750株の5%だと約37株。一株に4果つけるとすると、148果。一つ1000円で売上たら14万8千円…となり、まあまあ損失はデカいのですが。

 

早植えをしなくても、ダメな株は出てくるので、今のところは早植えでも遅植えでも変わらないような感じがします。

 

もっというと昨年までのデータでは、早植えの株の方が最後まで元気に育ち、売上も遅植えよりも良かったです。まぁ、遅植えが全滅したのもあるんですけど。

苗のリスク分散という観点でも、今後も分けて苗を受け取りたいと考えているのです。

 

それでは。