ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

国力を上げるための税金ならいいけど

今年の最終日になりました。

ブログの説明文を少し変えました。前回の文は卑屈になりすぎていたので、今回はちょっと微妙な感じにしています。

少しずつ方向を変えていかなければなぁと考えてはいますが、いきなり変えていくのは難しい感じがしています。

 

今年は、政治が思いっきり衰退した年のような気がします。もう民主主義というのは存在しないのではないかと感じるぐらい、強権的な動きが多かったように思います。

形式的に選挙というのはありますが、選挙を行うかどうかは支配者の考え一つになります。いちおう何年か置きに強制的に選挙というのは行われますが、その選挙が行われない間は、政権を取ったものは何をやってもよいということをまざまざと見せられた感じはしますね。

とはいえ、ある程度、強権的なことはしないと物事が前に進まないこともあるかと思うので、すべてがダメなのかというと難しいところだったりするのですが。

 

ただ、防衛費を上げるにせよ、どういう防衛力を高めていくのか、大枠のビジョンがないまま話を進めている感じがします。防衛に使えるお金が増えたところで、防衛力に関係のない使われ方をするのではないかという感じだけが残るのですよね。その原因になっているのが、防衛力をどう上げていくのかが見えないままの増税の話が出たこと。

なーんだ、お金がただ欲しいだけなのか・・・っていう感じがして、仕方がないのですよ。

 

例えばですが、防衛費をGDPの2%程度まで増やしますという目標を立てるのはいいのです。その目標を立てたのでしたら、次にどのようにして目標を達成できるのかを考え、手段を構築していかなければいけません。良い例としては、国内の軍事関連産業が活性化できるような政策・法律を作っていきますとかなら話は分かるのですが・・・。

いきなり防衛費が上がるように予算を割り振っているだけで、中身が見えないのですよね。もちろんアメリカからミサイル等を購入する費用が大半だと思うのですが、それって国民が払わなければいけないものかと考えると、武器を他国に頼らなければいけないような状態にしていた政府の責任のような気がするのです。それだったら赤字国債を発行することで武器の購入は政府の責任としていき、税金にて賄う分については国内の産業が活性化するような形にしないと、ずーっと国は疲弊するしかないと思ったりします。

 

国力を上げるために税金を使うのはいいと思うのですが、国力にならないような形で税金を使うのはおかしいなぁと思うのです。一納税者としては。

 

それでは。