雨が降っているのと、風邪っぽいので家にいます。😅
鼻水が止まりません・・・
消費税について、最近知ったことをつらつら書いておきます。
まず、消費税は間接税ではなく直接税であるという話。
まず、間接税と直接税の違いは何か。
直接税は、税の負担者と納税者が同じ税金です。主なものは所得税とかになりますね。
間接税は、税の負担者と納税者が違う税金です。主なものは入湯税ですかね。軽油取引税も間接税です。
少し脱線しますが・・・
軽油取引税に対して消費税を課すのは2重課税になるので、軽油を購入したらレシートに軽油取引税は消費税の課税対象から外れていることが書かれていますね。
では、ガソリン税は何故消費税が課せられるのかというと、軽油取引税と違って製造原価に含まれているからだそうです。
ガソリン税は原価に含まれていることから、間接税ではなく直接税であるともいえます。最終的に負担しているのは消費者だという見方も出来ますが、原価に税金が含まれていることから、販売して売れ残った場合の税金の負担は事業者に発生するだろうと想像するので、消費者よりも事業者の負担のほうが大きいのではないかと思います。
このあたりの理屈が、消費税にも言えます。
消費税も最終的負担者は消費者になりますが、製造過程での損失分等の税金については事業者負担となるだろうと思います。なので実際の消費税の負担が大きいのは消費者よりも事業者ではないかと思ったりします。レシートに書かれている消費税とは、事業者が支払う消費税の一部を価格に転嫁しているだけだという見方も出来ます。
つぎに消費者から受け取ったとされる消費税額と実際に納税する消費税額は違ってくるという話です。
例えば、税込み価格が1,000円、2,000円、3,000円の商品があり、それらがすべて売れたとします。
すると消費税はこんな感じになります。
(税込み価格) (消費税)
1,000円 90円
2,000円 181円
3,000円 272円
―-----------------------
(合計)
6,000円 543円
消費者から預かった税金であるならば543円を納めたらいいはずですが、実際の消費税の計算は年間の売上額に対する税金を納めることになります。上の例でいうと・・・
(売上額) (消費税)
6,000円 545円
これは個々の商品に対する端数の計算が切り捨てられているので、消費者が支払う消費税額よりも事業者が支払う消費税額が大きくなるのです。
(消費税額の積み上げ計算はしないということ)
これ、今年になってようやく分かったことで、帳簿に一生懸命消費税を預かり金として記録していたのに、その合計額を申告しようとしたらエラーになる原因になっていました。なので、実際に消費者から受け取った消費税額よりも多く消費税を事業者は納めているので、消費税は間接税ではなく直接税と言えるのです。
インボイスが始まれば、積み上げ計算での申告は可能になるのかな?そうなるのであれば適正な税の徴収といえるけど、そうでなければ事業者に対する増税でしかない気がします。
それでは。