ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

農産物のSOS商法について思うこと

agrifact.jp

 

悪天候や病害虫によって良品が取れず、販売が出来ない状態になってSNS等で「助けてください~」っていうのもSOS商法というのであれば、豊作でたくさん採れ過ぎて、市場に出してもほとんど値段が付かない状態で「助けてください~」っていうのもSOS商法なのではないかと、個人的に思ってしまいました。

 

農作物のSOS商法って、今の市場からすると至極まっとうな販売方法のような気がします。なぜならば農作物は供給過多になっているので、その中で消費者に選んでもらうために、あってもいいと個人的には思うのです。

 

SOS商法で売れるところはそこを支えるファンがちゃんといる証拠。うちもSOS商法らしきことをしましたが、9割以上は売れ残り、廃棄しましたよ。なので、消費者は残ってほしい農家を選んでいて、その農家がピンチな時には助けてやろうって動いてくれるものだと思うのです。ありがたいですよね。

 

うちはあまり好かれていない農家ですので、いずれフェードアウトすることになると思います。😅

 

ただSOS商法で、ちょっと違和感をおぼえるのがあります。それは新聞やTVなどメディアの取り扱い方。

 

以前、福井新聞で、とあるネギ農家さんとこのネギが雪の影響でほとんど商品として売れないっていう記事が載っていました。その農家さんはSNS等を通じて出荷できなくなったネギを訳アリ品として販売していたと記事になっていた記憶があります。

 

で、違和感っていうのが、雪の影響で出荷できなくなったネギ農家さんは他にもいたはずなのに、何故?その農家だけ取り上げたのか。またその農家さん以外でもSNSで「助けてください」と呼び掛けていたところもあるのに、何故新聞はその農家さんだけを取り上げ、助けたのか。

 

その農家さんが新聞に対して広告料を払ったうえで記事になっているのであれば、しょうがないかなって思いますが。😅

 

それでは。