ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

地域ブランドは福井では難しいと思う

体が冷えて、動けません。😅

午前中の収穫作業で、芯まで冷え切ったようです。手がしびれてしまっているので、指がまともに動くまでは、体を温めています。

・・・こんな状態になると、梨辞めてよかった・・・と思っちゃいます。梨生産者の皆さん、剪定頑張ってください。

 

toyokeizai.net

 

福井で野菜や果実の地域ブランドが生まれることは、ほぼ無いだろうなぁと最近感じています。(あっても金福すいかのように作物が特殊なものや、個性的な農家さんが作るブランドぐらいでしょうか)馬鹿にしているわけではないのですが、5年近く農業をやってて気が付いたことは、皆、新しいものを取り入れないことを良しとしている点。ブランド化に成功しているところを見てみると、どういったものが消費者から求められているのか、日々、研究をしているのですよね。まぁ、そういうお前はどうなんだというと、求められているものを作っていないことが理解できている分、周りよりかはマシのような気がします。

 

品質が良いものを作るというのは、当たり前というか、それって求められている点ではないのですよね。かといって品質が全くダメなものは論外なのですけど。

 

例えば、先日お邪魔した彦根梨の場合、全量糖度検査をしてて、一定の基準を満たしていなければ、彦根梨として取り扱わないことはもちろん、基準以下の品が市場に流れ出ないようにしています。なので、彦根梨と名がつくものであれば、ほぼ外れがないので安心して買えるわけです。福井の丘陵地の場合、ブランド名・・・あったっけ?まぁ、あったとしても、収穫した梨の一部だけを抜き取り検査をするタイプなので、外れの梨が出てくることもあり得ます。またJAに出荷しないところだと独自の基準で販売しているので、農家さんごとに品質がバラバラになります。良いものを作っているところであればいいですが、ほんの少しでも品質が劣るものが混ざってしまうと、すべてダメなイメージになるので、福井で地域ブランド化は難しいだろうなぁと思うのです。

 

で、最近考えているのは、どう地域ブランド化していくべきかというよりも、すでにある他地域ブランドに合わせて作っていく方が早いのではないかと思ったりするのです。

・・・何言ってるんだ?こいつって思われるでしょうけど。😅

 

それでは。