寒いですね・・・今日は家で事務作業をしています。
今週末締切の書類が多いのですよね。決算書を作成するものがあるのですが、JAから売上の明細となる精算通知書がまだすべて届いていないので、決算書は中途半端な形で提出することになります。
さて、ポリベリン水和剤の製造中止に関する話の続きです。
有機農業とは61【今さら聞けない営農情報】第180回|JAcom 農業協同組合新聞
ポリベリン水和剤の製造中止の理由は、おそらく上記リンク先の記事の通り、「イミノクタジン酢酸塩を有効成分として含む農薬が2025年(令和7年)10月頃までに順次登録失効する」からだと思います。
ポリベリン水和剤は使用可能回数が4回で、治療薬としてはまぁまぁ安価。露地スイカで炭疽病対策に欠かせない薬剤だったので、使えなくなるのはかなり痛い話です。
再登録が可能であるならば再登録してほしいのもありますが、ただずーっと同じ薬剤を使っていると耐性菌が発生する恐れもありますし、人為的に使えないようにすることも必要なのかなって思ったりもします。
現時点で露地スイカに使える治療薬で、私が知っているのは以下の通り。
- シグナムWDG
- ストロビーフロアブル
- スコア顆粒水和剤
あとネットで検索したら、以下のものも治療薬として紹介しているところもありました。
- ゲッター水和剤
- アミスター20フロアブル
- トップジンM水和剤
- ベンレート水和剤
https://www.zennoh.or.jp/eigi/research/pdf/gr589_03.pdf
ゲッター水和剤は、収穫21日前までしか使えないので、炭疽病にかかりやすい着果後には使いにくいです。
その他の薬剤については、農林事務所に確認したところ、ゲッターとアミスターは治療薬として効果があるが、トップジンとベンレートは炭疽病の耐性菌が確認されたため、使用しないでくださいとのこと。
https://www.maff.go.jp/j/syouan/syokubo/boujyo/attach/pdf/260120_teikousei-3.pdf
で、新しく出来た薬ですいかの炭疽病に効果があるものが出来たそうで、今年から防除体系に組み込むとのこと。新しい薬は「ニマイバー水和剤」。ゲッターと同じような薬ですが、収穫前日まで使えるとのことです。
浸透移行性というのもうれしいですね。難点は値段が高いというところでしょうか。
楽天で調べてみるとだいたい500gで1万円前後。希釈倍率が1000倍なので、うちで使う場合は一回に2袋使わないといけないことから、使うのにちょっと躊躇してしまいますね。でも、保険で一回分は準備しておきたいです。
それでは。