ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

農業しか職歴として書けない場合はハードモードになりやすいと思う

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梶の畑にいます。

今日の夕方に苗だしがあるので、それまで定植の準備と、その次の定植用の畝を作っていきます。

 

昨日、農テラスの動画を見たら、「職場差別について考える」というタイトルでした。山下さんが農テラスを作った目的の一つになるであろう農業のイメージを変えていくこと、実は農業とはビジネスに必要な重要スキルを複数使わないといけないので、ポテンシャルの高い人が育つのだよということを知ってもらいたいと、いつも以上に熱く語られていたのが印象的でした。

まぁ、そのきっかけになったのが、例の静岡県知事の発言なのですけど。😅

 

山下さんの話の中で、農業からサラリーマンに転職するときに作成した履歴書に、職歴で農業と書いたら面接の話が全然来なかったというのがありました。前職が農業という職業では書類審査で落とされてしまうということで、これも職業差別といえばそうなのかもしれません。ただ、個人的には農業というのは幅が広すぎて、採用担当からしたらどんなスキルを持っているのかイメージがつきにくいのではないかと思ったりします。

農業でも法人化したところの一部の部署に勤めていたら、例えば営業部であれば営業のスキルがあるのだなと分かるし、品質管理であればそれに付随するスキルがあるのだなと分かります。

農業全般と一括りに書いてしまうと、はたしてこの人はうちの社のどんな仕事が出来るのだろうか?となりそうな感じがしますね。

 

若い人には、まずサラリーマンや企業等の組織に触れられる仕事に就いて欲しいと個人的に思うのがそういうところで、最初から農業しかやっていないとこの辺りの感覚がわからなくなるのではないかと思うのです。一生農業で食っていくという覚悟があるのであれば別ですが、そうでない場合、転職時に何故、書類審査で落とされてしまうのかが分からないと思うのです。

 

山下さんのように下っ端からでも何でもやりますというやる気を猛アピール出来る人であれば、農業からスタートしても大丈夫かもしれませんが、多くの人は山下さんのようにはなれないと思うのです。

 

それでは。