ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

行政主導で結婚数を増やした事例はないのでは?検証も難しいし

今日は一日ゆっくりと休んだので、明日から頑張ろうと思います。

 

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坂井市は結婚応援日本一プロジェクトなる事業をやっているようですが、個人的には行政が結婚数を増やした事例は、まだなかったような気がします。何故結婚数が増えないのかという設問に対しての答えが無数にあって、複雑に絡み合っている気がします。

 

例えば、婚活イベントは「出会いが無い、少ない」といった問題に対しての解決方法になりそうですが、実際にイベントに参加しても、気に入った相手が見つからない、見つかったとしても相手が受け入れてくれないといった問題があります。安芸高田市の石丸市長もたしか行政が行う婚活イベントに対して効果が見えないということで、そういったイベントの廃止をしていたと思います。まぁ、やらないよりかはやったほうが、もしかしたら成婚者が出てくる可能性はありますが、逆に(婚活イベントを)やらなかったら、結婚する人が減るのか?というところで、イベントがあってもなくても結婚する人はするし、しない人はしないという結論に落ち着いてしまうのではないだろうかと個人的には思うのです。

 

坂井市以外の行政も結婚を応援する事業をやっているところもありますが、はたしてそれでどれだけ増えたのか。おそらくですが効果が全く分からないというのが正解と思うのです。

 

坂井市が結婚数を増やしたいのは、人口を増やしたいからであるならば、結婚数を増やすよりも、福井市あわら市等、近隣の市町に比べて住みやすい環境を整えれば増えていくと思います。結婚数を増やすよりも、大雪が降っても物流が止まらないインフラを作るとか、製造業の工場や物流拠点の誘致が先なような気がするのです。

 

そういう点で考えるのであれば、先日のスマート農業での坂井市が示した大規模農業者にのみ支援する政策はものすごく妥当性があります。小規模農業者を出来るだけ減らすことで、農地の集約化も出来ますし、空いた農地に企業を誘致しやすいのではないかと思うのです。

 

働く場所が増えれば、自然と人が集まります。そのうえで子供を育てやすい環境を作っていけたら、結婚する人も自然と増えるのではないかと思ったりします。

結婚を促すことよりも結婚して生活しやすい環境づくりが大切なような気がします。

 

それでは。