ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

農地を借りる場合は将来規模拡大が必要なのかも考える

f:id:kadonoyanasan:20240405110847j:image

畝立て中です。

 

先程、丘陵地支援センターから、池上周辺の梨畑を借りたい新規就農者がいるとのことで、うちが借りていた畑を地主さんから貸してもらえそうかという問い合わせがありました。

 

おそらくですが、地主さんは貸さないのではないかと。一つはあの土地自体を処分したがっていたので、賃貸となるとずーっと保有していることになります。梨畑をずーっと借りてくれるのであればいいかもしれませんが(その場合でも土地を買って欲しいというと思う)、急に梨畑辞めますって、私みたいな状態になると地主さんが梨の木を切る必要が出てくるので、そういう煩わしさが嫌なのだと思うのです。

 

で、池上周辺の梨畑を借りたいのは何故?と聞くと、共同防除があるからだとか。共同防除だとSSの購入をしなくてもいいので初期費用が抑えられます。共同防除費はどれくらいか?と聞かれたので、だいたい2反で年間16万円ほど。ただし、最近は農薬代が上がっているので、もしかしたら今年は費用が増えるかもしれないと伝えました。

 

で、一つ気になったのが、池上周辺で梨畑を借りた場合、規模拡大が難しくなるよということ。池上や加戸周辺は大規模農家や法人が土地を広げているので、規模拡大をしたくても農地がない状態になりやすいです。なので、丘陵地で就農したいのであれば、坂井市ではなく、あわら市の農地を借りた方が、まだ規模拡大出来るチャンスがあります。

 

農地を借りるときは、将来、規模拡大しなければいけないのかどうかも考えて借りる必要があります。

 

ちなみにですが、池上以外でも、SSの共同利用をしているところもあったりします。あわらでは、個人間で貸し借りをしているところもあると聞いているので、探してみるのもいいかと思います。

 

それでは。