ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

無能な経営者はお金の流れを把握しようとはしない

今日は、スイカのマルチを敷きました。

 

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微妙に曲がっていますが、まぁ、いいか。(笑)
まっすぐ走りたいのですが、微妙に(画面でいうと)左に行ってしまうのです。

まっすぐに走れる方法を考えないといけないですね。練習だけでは、なかなか上達しない感じがします。

 

さて、今日は少しお金の話をします。

 

令和2年の確定申告がコロナの影響で4月15日まで期限が延長されましたが、私の場合、3月15日までに申告すると決めていました。というのも、こういった提出物って、まだまだ大丈夫と安心してしまうと、あっという間に提出期限を過ぎてしまうからです。
学生時代の宿題なんかは平気で忘れることがありましたが、お金に関わることは、忘れるとかなり手痛いことが起きてしまいます。

 

お金の支払いや受取りなど、お金の流れは常に意識しておかないと気が付けば手元にお金がないという状態になってしまいます。あっ、お金が有り余るほどある人は、別ですよ。(笑)

 

お金の流れを把握するには、簿記がいちばん分かりやすいです。いちおう学生時代に、なんちゃって簿記3級の資格をとったのですが、簿記を少し知っていてよかったって思えるのが、ここ最近になってからです。お金の流れが見えるようになってきたら、ムダなことや、おかしなことに気が付いてきます。

 

先日のJAが勝手に負担金を引き落す行為も、簿記ではちゃんと記録が出来ます。

 

例えばですが・・・10月20日に5万円が何故か勝手に引き落とされたとします。簿記ではこんな感じになります。

 10/20 (借)仮払金   50,000  (貸)普通預金(JA) 50,000

 

で、翌月の11月10日に5万円の明細が届きます。明細には安値補填の負担金と書いてありました。

11/10 (借)負担金   50,000   (貸)仮払金    50,000 

 仮払金とは、よく分からない支払いに対して使う勘定科目です。仮払金という勘定科目が頻繁に帳簿上に登場してくるようであれば、ちょっとおかしいかもって考えてもいいかもしれません。ちなみに支払いが分かっていて、立て替えて支払う場合は「立替金」という勘定科目を使います。勘定科目が似ているようで、意味が大きく違うのです。

 

飲み会の席で「負担金よりも、売上が忘れたころに入ってくる方が深刻だ。」という話も出たので、こちらも簿記で書くならばこうなります。

 

例えば、農産物を8月10日に出荷します。JAに出荷した場合、出荷した時点では売上の金額が不明の場合が多いのですが、とりあえず10万円の売上になるという感じで書きます。

8/10 (借)売掛金  100,000 (貸)売上  100,000 

 

で、売上のお金が12月20日に入ったとします。こんな感じです。

12/20 (借)普通預金(JA) 100,000 (貸)売掛金  100,000 

 で、帳簿に書くだけなら、なーんだ普通の処理じゃんって思うかもしれませんが、あれ?何で売上のお金が、1か月以上経っても入金されないんだ?って気が付く必要があるのです。・・・ちゃんとした経営者なら、ね。

ちゃんとした経営者であれば、売上の入金が1か月以上経ってもない場合は、何故遅れているのか?いつ入るのか?入らない場合はどう責任を取るのか?といった話をする必要があります。そうしないと相手は「あ~、この人はお金に疎いから、問合わせてきても、てきとーに理由付ければいいじゃん」って感じになって、ナメられてしまいます。

 

支払いについても同様、不明な支払があった場合、とことんまで追求しないと、いつまで経っても不明な支払のままになります。不明な支払や、忘れたころに入金があるようなお金の流れがある経営をしている経営者は、経営者としてまだまだ未熟な私から見ても「無能な経営者」と言わざる負えないのです。(まぁ、忘れたころに入金されるっていう話を聞いた時には、おぃおぃ、どんだけ頭の中お花畑なんだと思いましたが、ケンカになるのでやめました。)

 

話は元に戻りますが。

 

ちゃんとお金の流れを把握するように努めていれば、確定申告はそんなに難しくないので、期限内に申告することが出来ます。逆にお金の流れを把握していないと、期限が近付いてもなかなか申告出来ないという事態になります。

 

それでは。

売上が少ない時は、利益よりも売上を上げることに注視すべし!?

今日はいい天気です。

 

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梨の花が咲き始めました。ものすごく早い感じがします。
桜もいつの間にやら満開の感じですね、季節のスピードがものすごく早くなっている感じがします。

 

花は咲き始めていますが、蜂はまだ飛んできていません。蜂箱が入ってくるのは、三国は3月1日、あわらは3月2日だそうです。もう少し我慢ですね。

 

先日の飲み会での話で「売上が少ないのに、利益ばかり考える人がいる。売上そのモノを上げなければ、いくら利益を考えても手元にお金は残らない」。確かにそうなのですが、農業って他の産業と違って、売上を上げる要素が限られてくるのですよね。

 

売上を上げる要素として、一つは売り方を変える。付加価値を付けて、自ら販路を開拓する方法です。市場に左右されにくくなるので、売上が上がりやすくなる半面、販路を開拓する技術や付加価値を上げる技術等が必要で、売れるようになるまでは自らの時間を割く必要が出てきます。(知名度のない時に、売上の見込みだけでやってしまうと痛い目に合うやり方になります。)

 

もう一つは生産量を増やす。反収を上げていくのはもちろんなのですが、これは限界があるので、一番生産量を上げやすいのは、農地を増やしていくことになります。

 

前者は、技術が付いていけば出来そうですが、かなりの時間はかかると思います。後者は、自らの努力ではどうしようもない要素があるので、タイミングが問題になってくるのかなって感じます。

 

新規就農者で売上を上げていくことに注視出来るのは、売上を上げられるタイミングを持っている人だけだと、私は思います。売上を重要視するのか、利益を重要視するのかという点で、私の友人たちと私には大きな差が生まれたと感じました。だからといって、私の友人たちがうらやましいとは思いません。私も、コツコツとやっていけば、売上を上げられるタイミングというのが出てくるときがあるかもしれないからです。

 

今は売上を上げにくい環境なので、その間は少しでも支出を減らして利益が残るような経営をすることが、肝心だと思います。

 

また、ある程度、自分の進むべき道が確立したら、外野の話は聞かないようにしたほうがいいのかもしれません。彼らとは進むべき道は違うのですから。

 

それでは。

退職、移動される先生へ。ありがとう。

今月末で退職されるカレッジの先生が2名、移動(配置移動)される先生が1名いらっしゃるということで、お礼のあいさつもかねて、カレッジ同期メンバーでカレッジに行ってきました。

 

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野村先生。

 

 

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名下先生。

 

あっ、田中主任の写真、撮り損ねた。ごめん。

 

本当は、プレゼントを渡す瞬間を写真で撮りたかったんだけど、なんかよくわからん流れで終わってしまって、変な写真しか撮れなかったです。

まぁ、いいか。カレッジらしいし。

 

私が在籍していた時の先生はもうほとんど居なくなったので、カレッジもだいぶ雰囲気が変わってくるだろうなぁ。昨年も、ほとんどカレッジに行くことはなかったので、今年もあまり行くことないだろうし、だんだんとカレッジとの関りが薄れていく感じがしますね。

まぁ、それはそれで、自分が成長している証拠でもあるので、いいことですが。逆に卒業しても頻繁にカレッジに行っていたら、おかしいだろうし。(笑)

 

退職される先生、移動される先生、今までありがとうございました。
新天地でも頑張ってください。また、近くに来た時は遊びに来てくれると嬉しいです。

 

それでは。

お金や時間というより信用という問題

雨が降っています。圃場準備を進めたいのですが、なかなか思うようにいっていません。
苗が来る一週間前にはトンネルまで作りたかったのですが、だいぶ遅れています。苗が4月3日に来る予定なのですが、来週末も天気が悪い感じなので、苗が到着してもすぐに定植できる状況ではなさそうです。

 

さて、金曜日、久々に友人たちと飲みに行きました。
その中で、一番話題になった話が、私がJAの口座の残高をゼロにした話。そもそも口座にお金を入れないようにした大きな理由は、安値補填の負担金を明細や請求書が到着する前に勝手に口座から引き落とす行為があったので、金融機関として信用できないから口座の残高をゼロにしたのです。

 

法的にはサービスや品物を売る場合、何を売るのか、いつ決済するのか、決済方法は何か、金額はいくらなのかを利用者に対して提示しなければならないはずです。負担金という名であっても、取引の一種になるはずなので、予め提示をしてから利用者が納得して支払うというのが一般的な取引なのですが、一連の負担金については事前にそういった情報をJAは提示しませんでした。

 

負担金の金額がどうやって出たのかも分かりませんし、明細や請求書が送られてくる前に引き落とす行為はいまだに続いているので、自衛の為、残高をゼロにしています。

 

ところがです、飲み会の席では、私のこの行為について「おかしいだろう」という話が出ました。何故かというと、運転資金を公庫や信連から借りているはずなので、勝手に引き落とされても残高不足になることはないという話です。

 

いやいや、そういう問題じゃないでしょ・・・と、私は思ったのですが、みんなは理解出来ないようで、じゃあ、JAの口座から引き落とさなければいけないものがあった場合、わざわざ資金を移した口座から移動させるのか?という問いに、そりゃ当然でしょ、今はオンライン予約決済が出来るので、明細や請求書が送られてきた時点で振込予約すれば忘れることもない、手間もほとんどかからない。しかし、そのオンライン決済自体が無駄では?とか、もう訳わからない話になってしまいました。(笑)

 

友人たちも途中から話が何故かまとまらないことに何となく気づいた感じですが、そもそも、取引の原則を守っていないJAの行為を正当化するにはあまりにも矛盾が多いので、無理やり正当化させるには感情論(自分はこう思うとか、公庫や信連から良く思われないとか)を入れなければ正当化っぽくならないはずなのです。論理的に矛盾があることに気が付かなければいけません。

 

公庫や信連から何故口座の残高をゼロにしたのかという問合せがあった場合には、こういういきさつでゼロにしています、という説明はします。またそのきっかけとなった座談会での話や証拠となるものはすべて保存していますので、法的な話になるようであれば、弁護士さんと相談しながら対応していくつもりです。

 

つまり、お金や時間の問題ではなく、信用の問題なのですよ。
私が持つJAに対する信用・安心感が回復できなければ、口座にお金を戻すことはことはあり得ないです。ただ、これによって被る不利益に対しては仕方のないことだと思います。仮に公庫や信連がお金を返せという話になれば、設備を売却して、農業をやめるという選択肢も出てくるかと思います。(設備を売却しても、返済額が足りないかもしれませんが)
またJAが農産物の引き取りを拒否したり、個人的に不利益になるようなことが分かった時には、それも離農するためのフラグになるのではないかと思っています。

 

それだけの話なのです。

 

それでは。

トラックボールにしました

マウスの動きが悪いため、トラックボールに変えてみました。

 

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マウスじゃなくてトラックボールにした理由は、ひろゆきさんのYouTubeでマウスよりもトラックボールがおすすめだという話だったので、買ってみました。

これでマウスカーソルが動かなくてイライラすることも少なくなるかと思います。

あと、マウスと違って、そんなにスペースが無くても使えるので、狭い机での作業には向いているかもしれませんね。

 


 

 

それでは。

事業計画達成報告書を提出してください。という手紙が来た。

坂井市から手紙が来ました。事業計画達成状況報告書を出してほしいとの事。
報告書はこんな感じ。

 

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書類だけ渡されると、ん?これってどういう意味?と悩むことが多くて、分からないところはとりあえず電話で確認してみました。

  1. 黄色の欄に実績を書けとの事だけど、R1年は設備を導入しただけで実際には栽培していないが、どうする?

    A:栽培していない年はゼロでかまいません。

  2. 「栽培面積」は実際の栽培面積なのか、それとも計画上の面積を書くのか

    A:実際の栽培面積を記入します。

  3. 「栽培面積」と「稼働面積」とあるが、数字は同じになるがこれでいいのか?

    A:基本は同じ数字になります。数字が違ってくるケースとしては、導入した設備、例えばトラクターで栽培面積以外の土地を耕うんした場合は、稼働面積が栽培面積よりも増えます。

  4. 「処理量」とは

    A:実際に設備を使って収穫した量になります。収穫したが廃棄せざる負えない理由があった場合、「出荷量」は「処理量」よりも少なくなります。
    なお、廃棄せざる負えない理由は備考欄等、空白スペースに書いてください。

あと、手紙にも書いてあるが「目標達成率」や「利用率」等の比率については、空白のまま提出してほしいとの事。たぶん計算間違いを防ぐためではないかと・・・(汗)

 

おそらくだけど、導入した設備が正しく使われているかどうかの確認のための報告書ではないかと思う。補助金で導入した設備を目的外のことに利用したり、売ったりしたら補助金の返還対象になるって、聞いたことあった気がするし。

 

それでは。

決算書の公開についての個人的な思い

雨が降っています。かなり予定外で、ちょっと困っています。
本当は今日堆肥を撒きたかったのですが、雨でぬかるんでいるので圃場に入ることが出来ません。
・・・しかたがありませんね。こうなったら諦めるしかありません。

 

決算書を公開したのですが、質問が全くなかったので、良かったのか悪かったのか・・・(笑)
まぁ、実際の決算書を公開することで、売上がよくとも経費が多ければ手元には残らないとか、そういう基本的なところを分かってもらえればいいかなって。そうすることで、今「農業は儲かる!」として広告なり報道なりがありますが、ほとんどのケースにおいて決算書を公開しているところはなく(法人化しているところは除いて)、本当に儲かっているのかというのは決算書の損益計算書貸借対照表などを見ないと分からないというところが見えてくるかと思うのです。

あと、新規就農者(就農して10年以内の人)の75%強の人は農業収入だけでは生活出来ていないというデータも、農林水産省のデータをよく見たら出てきますので、そういった事実も見ながら、就農を目指すのか否かを考えたらいいかと思います。
もちろん、新規就農者で所得が1000万円ぐらいある人もいるかと思いますので、絶対に儲からないというわけではないです。でもそういった人たちはそんなにいらっしゃらないかと思います。

 

雑談が長くなったので、ここまででいったん話を終わります。
・・・書きたかったことが書けなかった・・・(笑)

 

それでは。