ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

農業を選んだ理由

前の職場を辞めて、次の仕事を考えた時に今までやったことのない仕事をしてみたいと考えていました。その場合、今まで培ってきたスキルは全く使えないということになるのですが、そもそも前職で得たスキルで、他でも使えるところがあるのかどうか疑問に思ったりもします。役職に就いて、マネジメントとかやっていたら多少は違ったのかもしれませんが。

今までやったことのない仕事ということで、40歳以上でも採用してくれる所があるのかどうか。先日も書いた通り、移住にあたり積極的に声を掛けてくれたところの中で、様々な職を紹介してくれたのが、大分県さんでした。紹介してくれた仕事の中で、一社だけ面接にも行ってきました。先方は採用に積極的だったのですが、結局断ってしまいました。

自分は何をしたいのだろう?と考えた時に、思ったのが以前の職場で思うように仕事をさせてもらえなかった事。ずーっと同じ仕事で、定時に帰れる・・・というのは、ある意味、楽でいい仕事なのかもしれませんが、緊張感が無くなり、自分を成長させようとする意欲も無くなってきます。

前職の会社が親会社であるトヨタ自動車の完全子会社になりました。トヨタから役職者が次々とやってくると、いつか自分の仕事が無くなるかもしれない、新たな仕事を貰えるのであればいいが、評価が低いので仕事が本当に割り振られないかもしれないと感じました。世間では人手不足と言われていますが、自動車産業は人が余りすぎているのです。それを示すがごとく、以前、トヨタ自動車の社長が「終身雇用を維持できない」という言葉にも出ています。本来ならばリストラをしなければいけない状態なのです。
(低賃金で働いてくれる人は足りません。また高い技術を持つ人も足りません。普通の正社員が余りすぎているのです。)

生き残っていくためにはどうするべきか。と考えると、やはり自分を成長させなければいけない。成長させるためには、成長できる環境に身を置く必要がある。成長できる環境とは何か。適度な緊張感と裁量があること。自分で考え、行動できる環境でないと、成長出来ないと考えました。そうなると雇われ人ではなかなか難しい。
(適切なマネジメントが出来ていれば、雇われ人でも成長が出来るところもあります。)

やはり独立して自分で経営をしなければ、自分を成長させることが出来ないと感じました。独立して経営・・・新たに事業を起こすにしても、自分に何が向いているのかが分かりません。移住フェアの多くが農業や畜産業等、第一次産業の職を紹介していました。農業だったら、もしかしたら自分でも出来るかもしれない、そんな単純な考えで農業を選んだのです。

今日はこの辺りで。