ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

資金繰り表-エクセルファイルと余談-

資金繰り表のエクセルファイルを公開します。
あっ、書式のみです。実際の数値はご自分で入力してください。

drive.google.com

 

ファイルを開いてもらうと、たぶん分かると思うのですが、シート名が下の通りになっています。

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シート名

1~5年目までのシートと設定用シートがあります。
設定用シートでは、1年目の西暦を入れる欄と作物名を入れる欄がありますので、入れてもらえれば各シートに反映されます。

また6年目以降も作りたい!という人がいれば、5年目のシートをコピーしてもらって、シート名を変更し、コピーしたシートのA4セルの数字を変えてもらえれば簡単に6年目以降のシートが出来ます。(前年の残高をINDIRECT関数で引っ張ってきているので、シートを増やすのは簡単になっていると思います。)

うまく使ってもらえれば、経営状況の予測もしやすくなります。
今回、余計な機能は使っていないので、使いやすいように改造してもらってもかまいません。

もし、「こういうもの出来ない?」という要望があれば問合せください。問い合わせ先は、柳澤農園の問い合わせフォームからできます。

柳澤農園(Mailをクリックすると問い合わせフォームが出ます)

さて、余談です。
今回、資金繰り表の話をしたのは、今、就農準備をしている研修生で、日本政策金融公庫や福井県信連との話し合いがうまく行っていないという話を聞いてのことです。

私の時も、最初の公庫との話し合いの時に、かなり強い口調で「本気で言っていますか?」と言われダメだった経緯があります。あとで資金繰り表をもう一度見直してみると、借入金の返済をすれば生活費がほとんど無いことに気づきました。生活費のほとんどは、農外所得で賄えると考えていたので、話し合いの席で提出した書類には農外所得を反映していなかったのです。(農外所得は税金を源泉徴収されているため、確定申告時には反映しなくてもいい分、説明するのもややこしかったので。)

 

資金繰りで公庫や福井県信連が見る点の一つとして、「(借金を返済して)生活が成り立つのか」というところ。経営のシュミレーションをしていると意外と忘れる点です。ここがクリアー出来たら、市町と県の補助金の申請の内定が出た時点で話が進むかと思います。頑張ってください。

 

そうそう、最初にも話したかと思いますが、資金繰り表を作るにあたり大切なのは、今の生活にどれだけお金がかかっているのかを把握することです。大雑把でもいいかもしれませんが、せめて研修期間中は家計簿を付け、生活費の把握に努めるべきだと思います。また、お金を増やすという点でも支出の最適化が出来ないと、いくら売り上げがあってもお金は貯まりません。年収1000万円以上ある人でも生活が苦しいのは支出の最適化が出来ていないからです。逆に年収200万円以下でも最適化が出来ていたら、そんなに生活が苦しくはありません。収入を増やすより支出を減らすほうが簡単なので、まずは自分の状況を把握するところから始めていくことをお勧めします。

それでは。