そういや、何故カレッジ直売会への参加を決めたのかって話していませんでしたね。
大根を出していいのかで、間に合ってますもしくは返事ナシなら参加しないとしていたのですが、出してもいいけど売れる保証はないよっていうことだったので、参加することになったのですが、そもそも何故大根を出そうと思ったのかってところですね。
何故大根を出そうかと思ったのか。今年、大根の播種が一番早いもので8月21日。周りの圃場を見ても、播種のタイミングが結構早い部類だと思うのです。なので、そこそこ大きなものも出せるだろうというのが一点。カレッジでも大根を作っているとは思うのですが、その大根と自分の大根を比較してみたいのが一点。っていうところでしょうか。
大根をたくさん売りたいっていうのは無くて、むしろ売れないかもしれないなぁというところで、10本ぐらい用意すればいいかっていう気楽に考えているところもあったりします。メインは研修生のみんなの作物が売れるほうがいいと思うので。
直売会に出ることの大きな目的は出会うこと。来年から規模が少し大きくなるので、その生産が軌道に乗ってくれば、次は販売も考えていかなければいけません。そこでネックになってくるのが、最近、あまり人と話していないなぁというところ。初めての人と話ことで結構刺激になって、また新しいことも考えられるようになるし、あわよくば何かのチャンスになるかもしれません。
もう一つの目的は、私を含め、同期の存在を出すこと。同期で作るLINEグループでも話が出ていたのですが、研修生時代で卒業生と知り合う機会が少ない。いろんな卒業生を知ることで、参考になる部分もあると思うのです。
いちおう卒業生との接点としてBBQだったり、カレッジで体験談を話してみたり、バス旅行での視察先に選ばれたりするのですが、BBQはともかく、それ以外ってよく考えたら福井県が良しとしている卒業生を選んでいるんですよね。でも、研修生の多くは、本当はやりたいことがちょっとずつ違っていたりするのですが、福井県が良しとする卒業生はだいたい似たり寄ったりな経営をしています。なかなか自らが思い描くやりたいことに近い人がいなかったりするんです。
やりたいことに近いことをやっている卒業生は、経営がうまく行っていないケースが多いかと思います。そういうことを県やカレッジは把握しているので、あえて紹介しないっていうのもあるんですが、何故うまく行かなかったのかまでは把握していないことも多く、そのあたりを知りたいっていう研修生もいると思うのです。
私の場合、就農にあたって日本政策金融公庫からお金を借りるときに1度断われているのですが、何故断われたのかというところを、農林事務所が一生懸命調べてくれて、それをもとに事業計画の修正、資金繰り表の見直しを行いました。そして直接公庫の事務所へ行き、直談判。そこで話がうまくまとまりました。
で、一年後輩の研修生が公庫からお金を借りようとするときに、結構失敗している人が多く、補助金をあきらめて自己資金で就農した人や、就農ではなく就業に切り替えた人もいたりします。私の失敗談を知っている人は、事業計画や資金繰り表についてどこに気を付けなければいけないのかが分かるようになるので、そういった失敗は減るように思うのですが・・・なかなか難しいですね。
ちょっと長文になってきたので、今日はここまでにします。