ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

節税を意識するか否かで手元のお金が変わってくる

今日はウィスキーを飲んでいます。アルコール度数40%だって。でも、甘くて飲みやすい。

今日のPVが40以下ということで、年末だからかな?って感じですね。

 

さて、経営の安定化から家計の話をしたので、次は税金についてです。

 

私自身、節税に興味があって、カレッジ同期から『税金を気にするよりも売上を上げろよ』って言われたことがあるくらいです。(笑)

まぁ、ある程度売上があって所得も高ければ、節税を気にするよりも売上を上げていくほうが手元にお金が残りやすいのですが、私の場合、今年も赤字見込みなので、節税を意識したほうが手元にお金が残ります。

 

赤字なら、そもそも税金払わなくてもいいから、節税なんて意識しなくていいじゃんって思う方もいるかと思いますが、税金って所得税だけではないんですよね。ここを理解している人が少なくて、話が合う人があまりいなく、結構つらいところなのです。

 

農業をしていると、主な税金としては以下の通りです。

 

  1. 所得税
  2. 住民税
  3. 固定資産税(不動産)
  4. 償却資産税(設備等)
  5. 自動車税
  6. 国民健康保険税
  7. 消費税

他にもあるかもしれませんが、酔っているのでご勘弁を。他にあれば、指摘してくれたら後日また追加します。

で、赤字だと払わなくてもいいのは、1番の所得税と2番の住民税ですね。7番の消費税は微妙なところです。

 

赤字の私が現在、節税で気にしているところは、2番の住民税と4番の償却資産税、6番の国民健康保険税になります。

 

住民税については、完全な非課税になるか否かというところです。住民税には所得割と均等割の2種類があって、所得割は45万円、均等割りでは38万円未満の所得じゃないと完全な非課税にはならないのです。赤字だから非課税になるじゃんって言われそうですが、農業以外にも所得があるので、これらを合算したときに所得が38万円を超えてしまうと住民税がかかってしまうということになります。(ちなみに昨年も赤字でしたが他の所得で38万円を超えてしまったので、均等割り分の住民税5千円が課せられました。)

 

あっ、住民税の非課税については自治体ごとに違いがあるかもしれません。ご注意を。

 

4番の償却資産税については、今年も10万円を超える資産をいくつか購入しています。ここで何も考えずに償却資産として申告すると結構な額の税金を請求されるので、まずは10万円を超える資産の中でも、20万円未満のものを償却資産から外すようにします。

10万円を超えて20万円未満の資産を『一括償却』っていう方法で3年間定額で減価償却していくのですが、これを利用すると、償却資産税が増えないのです。

 

6番の国民健康保険税については、住民税の所得控除前の所得に対して税金が掛かってきます。生命保険とか社会保険料の控除が無いので、純粋な所得を減らさないと国民健康保険税は増えてしまいます。国民健康保険税が増えない唯一の所得があって、それは配当所得です。配当所得については、住民税の申告時に申告不要の申請をすれば所得としてカウントされないので、国民健康保険税が増えません。

ただ、これも令和5年分の住民税から使えなくなりそうです。残念。

 

これだけのことをすることで、数万円の節税になります。たかが数万円じゃんって思うかもしれませんが、10年20年と続けていけばかなりの金額になります。

節税を意識するか否かで、手元に残るお金はだいぶ変わってくると思いますよ。

 

それでは。