ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

身を守ろうとすれば

f:id:kadonoyanasan:20231011101727j:image

梶の大根畑にいます。朝から間引きです。

今日はちょうどいい暖かさですね。

 

昼からは防除したいと思います。

 

梨についてですが、栽培とかが嫌になったわけではありません。辞めるのはほぼ経営的理由です。

前回は売上を基準に話しましたが、利益で考えると、やはりスイカの方が利益率が高いのです。だいたい今で40%を超えるぐらい。で、梨はというと今年はおそらく30%弱になるのではないかと考えています。ちなみに昨年の梨はマイナス10%弱です。完全な赤字ですね。

 

利益を押し下げている1番の要因は共同防除で、経費の約3割強を占めます。次にJAの出荷手数料ですね。まぁJAの出荷手数料は、経費の中でも製造原価に入らないので省いてもいいのですが、売上の約3割がJAの手数料になり、かなり金額がデカくなるので入れています。

 

で、梨のいいところは、年中作業があることと、スイカと違って全滅する確率が低いこと。スイカは全滅があるので、実は怖いのですよね。😓

 

で、梨はスイカより軽いので収穫も楽だし、ほぼ立ったまま作業出来るので、腰の負担が少ないのも魅力です。交通事故で腰を痛めている身としては梨を手放すのはかなりリスキーな判断だったりするわけです。

ただ、梨は冬場の作業もあり、上を向いての作業が多いので、首や肩、腕や指を痛めることがあり、それを考えると、どっちもどっちなのかな?と思ったりします。

 

梨の作業は、個人的には好きです。お金が絡まなければ、ずーっと続けたいと思っていました。ただ、やはり今後のことを考えると、今ある借金を返すのと、補助金の返還義務が消滅するまでは農業を続ける必要があることを考えたら、少しでもお金が手元に残ることを考えて行った方が良いです。

 

また昨日のルネさんの動画でもありましたが、ユダヤ人は土地を持てないので、お金をうまく使うことで身を守ってきたという話です。身の危険が出たらすぐにでも逃げられるようにするには、やはり土地よりもお金が良い感じがしますね。

 

それでは。