寒いですね。今日は昨日と違い、雲が出てて日差しが少ないです。
午前中は事務作業、午後から梨畑に行きます。
さて、ダイハツ関連の話から。
ダイハツの役員は、だいたいトヨタから来ています。まぁ、ほとんどの人はあまり現場を見に来ません。見に来るときは事前に連絡があって、来られてもいいように工場内を清掃してお迎えをするような感じなので、実際の現場とはかけ離れた状態を見ていることが多かったりします。
ただ一人、白水さんはものすごく変わった方で、しょっちゅう現場に来ていました。事前連絡なしなので、当然掃除も出来ていない汚い現場にずかずかと入ってきて、職制を集めて、いろいろ指示や指導をしていたようです。私は万年平社員だったので、白水さんが会長であった時は話すこともありませんでしたが。😅
上の朝日新聞のページにある歴代の会長と社長の年表を見る限りは2010年ごろに白水さんは会長を辞められているようです。そんな白水さんとお話ししたのが、2013年ごろ。たまたま新工場立ち上げの時で、私は組立ラインの動線を考えながらモノの配置をしていた時でした。
向こうからヨボヨボの爺さんが来るなぁと思ったら、見覚えのある顔だったので、あ~白水さん、わざわざ来たんだぁと。😅
で、職制でもない私にいろいろとこうしたらいいとか、いろいろアドバイスみたいなことを言い出すので、ふむふむと話を聞きました。まぁ白水さんのアイデアのほとんどは採用しませんでしたが(笑)、一つだけワークの取り出し方については技術の人に頼んで改善をしてもらった感じですね。面白いおっさんだなぁとその時に思いました。😅
おそらく現場を見て、カイゼンをしていくのが好きなんでしょうね。怒っている感じでモノを言っていましたが、どことなく楽しそうにしていたのが印象的でした。
まぁ、現場を見ているから、役員としてちゃんとやれていたのかというのは別の話だと思いますが、ほとんどがちゃんと見ていない感じがしますね。見に来ても、普段と違う現場を見ているので、役員が現場の異常に気が付くことはほぼ無理だと思ったりします。
今回の不正問題で、様々な評論家が役員を変えなければいけないという話をしていますが、個人的には役員をすり替えても変わらないと感じています。一番に変えなければいけないのは、人事です。
今でも笑い話なのですが、トヨタグループではQC活動が盛んで、QCの能力をはかるために民間のQC検定を受ける必要があるのですよね。で、うちの上司とはじめてQC検定を受けたのですが、私は受かって上司がすべったのです。まぁ、私が普段からチームのQCの資料やストーリー構成を考えていたので、当然の結果と言えば当然なのですが、社内のQC能力の評価としては、うちの上司がが最高で、私が最低評価でした。(笑)
この評価は昇級にも影響してくるので、いくら実際の能力が高くても、評価が低ければ昇級することはありません。この評価をもらった時ぐらいだったかな?直接上司に「私は役職者になれますか?」と聞いて「無理」って言われたのは(笑)。それで、ここにいても役職ももらえないし給料も上がらないだろうから、会社を辞めようと思ったのですけどね。
話は脱線しました。
ともかく評価基準が客観性に欠けているし、主観だけで判断するにしても、かなり無理のある基準で評価をしているため、無能が役職につく感じの人事になっているのは確かです。なので、経営者がそれに気づき、人事制度を見直さない限りは、ダイハツは変わらないだろうなぁって気がしますね。
まぁ、有能な人はこの不祥事に乗じて、今、別の仕事を探していると思いますけど。😅
それでは。