ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

不正問題が広がったみたいだ

ものすごく寒いですね。コタツから出ることが出来ません。

 

大根の収穫・出荷は昨日で終了しました。これであとは片づけのみです。

 

news.infoseek.co.jp

 

昨夜、前職の知り合いから電話があり、ダイハツの全車種出荷停止の話を知りました。

最初、今年の春の不正事件の延長かな?と思いましたが、あとでニュースをみると新たな不正が発覚したとのこと。しかも長期間やっていたようで、私が在籍していた時も含みますね。😅

 

プレッシャー云々という話なのですが、失敗した時、本来責任を取るべき人ではなく関係のない人や責任を取るべき人の部下に責任を取らせようとするところが問題の本質のような気がします。

 

今でも思い出すのが、ボデーの溶接不具合で手直しが発生した車両が、納期に間に合わないという事態になった時のこと。私のその時の仕事としては、納期遅れの車両があった場合、何故納期遅れになっている理由の把握と、納期遅れ車両の現在の工程の把握(手直しの状況、どのくらい時間がかかるのか等)、そして後工程への遅れ車両情報を流すというものがありました。ALCのデータから異常な動きをしている車両を見つけるプログラムをエクセル(正確にはVBA)で作り、遅れが発生しそうな車両をいち早く見つけては現場に行って情報を収集し、各部署へ連絡をするのですが、その時の室長がものすごく頭の悪い人で、私に「早く直せ、納期に間に合わせろ」ってしつこく連絡してきたのです。

 

大企業に働いたことのある人なら分かると思いますが、部署が違う社員が命令や指示を出すことが出来ません。また部署が違う役職者が違う部署の平社員に命令や指示を出すことも本来は出来ません。もし違う部署に対して動いてもらいたいのであれば、命令や指示を出せる立場の人まで情報を上げて、その人に判断をしてもらうしかないのです。

この例でいうと、納期に間に合うよう手直しをしてほしいのであれば、室長は自分の上の役職者である工場長かもしくは本社経営陣に報告をし、判断を仰ぐしかないと思うのです。

 

で、結局、納期に間に合わなかったわけですが・・・😅

 

まぁ、私の場合、手直しに関与することが出来ないし、手直しをせず流すということも出来ないので、そのまま納期遅れになるのですが、これが関与出来る人の場合だと、納期遅れにならなかったりします。いわゆる工程飛ばしっていうやつですね。本来あるべき社内のガバナンスやルール関係なく人を威圧することが出来る人がいると、トンデモナイ無茶が出来ちゃうもので・・・これらの積み重ねが不正につながってくるのではと思ったりします。😅

 

あと、その時所属していた部署が生産管理なのですが、その時の上司が生産管理の目的を「納期を守る」とし、KPIを「納期遅れ車両をゼロにする」にしていました。これを聞いた瞬間、いつかこの会社潰れるぞって思ったものです。😅

不具合があれば納期が遅れてしまっていても止める必要があります。品質に問題があれば、納期をたとえ守っていても、あとあと大問題になってしまいます。

安全や品質より、納期第一主義である限り、不正は続くのじゃないかな?

 

それでは。