ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

ダイハツは変われないと思う

晴れています。明日は雨のようですので、今日のうちに作業を進められるだけ進めていきます。

 

さてダイハツ関係の話の続きです。ダイハツは変われるのか?というと、個人的には変われないと感じます。まぁ、表面は変わったって感じにはなると思います。

 

変われないと考える理由は以下の通り。

 

  1. 不正問題の本質は人事システム。すでに役職に就いた人すべてを降格、もしくは解雇・退職をする等をしない限りは、間違った人事を行い続けるので、いずれ不正が再発する。
  2. 能力を主観で判断している。以前にQC検定の合否という客観データよりも、役職・社歴を重視する話をした。能力を主観で評価をする傾向である。客観的データを無視し続けることでデータを改ざんしてもよいという意識が芽生える。
  3. 不正を行ったのは現場であることを認識していない。もちろん現場が不正を行いやすい環境を作った経営側にも問題はあるが、直接不正を行ったのは現場である。

社内の雰囲気的に納期を守らなければいけない、出来ないとは言えないプレッシャーはあったのかもしれない。しかし、出来ないのであれば出来ないと言える力がない人に仕事を任せている時点で間違っている。

 

例えばの話だけど、梨の朝倉さんとのトラブル。

 

梨畑の調査・検査が8月1日あるということを7月に入ってから私に連絡があった。検査の内容を見ると、梨畑内に梨以外の作物が無いようにすることと書かれており、畑内にぶどうがあるがどうする?って話をしたら、朝倉さんはぶどうを取り除いてという。ぶどうの枝は梨の木に絡みついていて、取ろうとしたら梨の木を切ったり、すでにある実を落とさなければいけない。また検査まで1か月を切っている中、すいかの収穫作業もあり、時間が足りないのでぶどうを取り除くのは無理ですよと話をすると朝倉さんは出来るだけやってと返した。

 

出来るだけと言われても、出来る時間も無いし、梨の木や実を落とす必要があるので損害のほうが大きい。どう考えても出来ない状態であったにもかかわらず、2週間ぐらい経ったときに検査官が海外の人で厳しい人だから、ちゃんとやってっていう連絡。そこで無理ですよ、出来ませんと答えたらキレた感じでこちらが尻拭いしろと。大人としての対応をしろと言ってきた。

 

そこで私は、検査の段取りをしているところにぶどうを取り除くことは無理であることを伝える。それでも検査をしたいのであればこちらは構わないという話もした。また今回の件でどちらにせよ梨枝の出荷が出来なくなるので、出荷メンバーからの除名という形をとってほしいと伝えた。これが社会人としての責任の取り方である。

本質的問題にはぶどうを取り除くことは無理であるということを理解できなかった、もしくは対応の仕方が分からなかった朝倉さんのリーダーとしての能力不足なのだけど、実際にぶどうを取り除けなかったのは私の責任なので、出荷メンバーからの除名は妥当である。

 

責任を取れる人は、最悪、今ある地位を失ってもいいと考える。それよりも言うべきことをいう、正しいと思うことを主張することが大事で、安芸高田市の石丸市長もそうだと感じる。市長の職を失っても、正しいと思うことを実行していく。それで周りがあなたのやり方は違うと判断したら、いつでも身を引く覚悟がある。そういった人を育てて、役職に就かせていかないと、責任の取り方が分からず、部下や周りに責任を押し付ける無能がはびこり、不正が起きやすい環境が生まれるのではないかと感じる。

 

それでは。