さて、昨日の野村先生の話からです。
スイカの葉焼けや低温障害が発生している圃場を野村先生に見てもらいました。低温障害については、前回のブログにて書いた通り、定植時期が早すぎるとの事。まぁ、これはあえて早く定植することをやっているのですが、そこは置いておいて。
葉焼けについてです。見てもらったら、昨年使ったトンネルポリを使っているのが原因ではないかとの事。新品のトンネルポリと古いトンネルポリでは、トンネル内の湿度の保持力が違うらしく、古くなればなるほどトンネルが曇りにくくなるそうな。
古いトンネルポリでも湿度を高めることは出来るのだけど、新品よりも湿度が下がりやすいので、葉焼けが起きやすくなるとの事。
ただ、このあたりの農家さんは2~3年トンネルポリを使っている人が多い。そういった農家さんは湿度が下がりやすいことを見越して、潅水を頻繁に行うそうな。
定植後、4月下旬ぐらいまでは手潅水で潅水した方が良いとの事。潅水チューブでの潅水だとマルチ下に水が溜まるが、根が水を吸いきれない上に、余分な水分が逃げない。
手潅水で株元の土を湿らせるぐらいにして、少しだけマルチの上に水を撒く。こうすることでトンネル内の湿度上昇を促進させられるし、余分な水分は空中に逃げるとの事。
古いトンネルポリを使うには、リスクを知ったうえで使うことが分かって、すごく勉強になった。カレッジでは学ばんかったからなぁ・・・あっ、そもそも古いトンネルポリなんてカレッジでは使わないか。1年で何度もトンネルポリなんて使うことないし。
最後に、タキイ種苗さんのビニールトンネルの張り方のページにリンクを貼ります。
基本的なトンネルの張り方や注意点が分かりやすく書かれています。
それでは。