ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

農業を目的とすると辞めることが出来なくなる

変な時間に起きてしまいました。😅

 

ついでに葬送のフリーレンを見ました。ザインの「もう付き合っちゃえよ」が聞けたのと、フリーレンの面白い顔が見れてほっこりしました。

最近のアニメではあまりない、なんだかほっこりする話ですね。

 


www.youtube.com

 

久々の農テラスの動画から。

 

surpass-star.com

 

園芸カレッジで経営戦略的な授業があったのですが、そこで経営の具体的な目標というのを設定しなさいっていう話がありました。その時の私は、実はあまり具体的な目標や目的を設定してなかったのです。農業をしようと思ったのも、経営というものがやりたいというのがあって、その先にはやったことのないことをやってみたいという好奇心だけがあった感じです(おそらくこれが私の目的だと思います)。昔から興味のあることに対してのみやってきた感じがあるので、目的を考えることの意味が正直よく分からなかったりします。それでも短期的であれば具体的な目標を考えて行動したりするのですが、人生においてとか長期的な目標・目的はあまり無かったりします。

 

ただ経営における理念はきちんと作っておく必要があるなぁ~と思ったりします。脱税理士のスガワラさんの会社の理念は「かっこよく」の一言。なるほど~、理念って別に3か条にしなければいけないとか、文章にしなければいけないっていうルールは無いものねって、ハッと気づかされた感じです。

 

最初に考えた理念は、たしか地域を良くしていくっていうのもあった気がします。昨年は、勝手に水を止められたり、一昨年はばい菌扱いされたり、その前は私に農地を売るなと言われたり・・・といったこともあるので、最近は地域から嫌われていることを十分理解してきた感じです。なので、地域を良くしていくっていう理念は実行できないだろうなぁというところなので、新たに理念を設定してもいい感じがしますね。

 

一つ考えているのは「無理をしない」ということ。まぁ、地域から嫌われている時点で規模拡大なんかできないので無理することは無いのですが、たまに無理をしないと出来ないこともあったりするので、そういう時には「諦める」ということも必要かなっと。しかし、諦めてしまうことでデメリットが大きいのであれば無理するかもしれませんね。(どっちやねんって感じですが😅)

あと「楽しむ」こと。農業をしていると、いろんなトラブルが発生します。トラブルが起きたときはものすごく嫌な気持ちになるのですが、どうやって乗り越えようかと考えるのが意外と楽しかったりします。

 

個人事業の場合、影響力のある範囲はほぼ個人の周りのみですので、理念は影響力がとどく個人の範囲にとどめておいた方が良い感じがします。下手に地域のためにとか、国のためにとか、食料自給率を上げるとかいう壮大な理念は、結局、自分の影響力では変えられないし、維持も出来ないと思うのです。

法人や団体の場合だと、社会的責任が出てくるので、地域や国といった話をしても良さそうですが・・・😅

 

理念ではなく、目的に話を戻します。

 

そういえば、1月なので、カレッジにも新しい研修生が入ってくる頃ですね。

 

カレッジにいたころは、就農することが目的になっている人が多いです。ただ、本当は就農後どうしたいのかが大事で、農テラスの動画でも話がありますが、どうやっていくのかというところと早くからイメージ出来ている人は強い感じがしますね。

 

あと動画では話は無かったのですが、状況や環境が変われば、目標も変えていったほうがいい感じもします。例えば、私の場合、地域の人から嫌われているということを理解した時点で、農業で規模拡大は出来ないことが確定しました。なので、規模拡大をしなければ達成できない目標はおのずと達成は不可能となりますので、そういう時は目標を大きく変えてもいいかと思います。

 

農業はあくまでお金を得るための手段です。農作物を作るだけなら家庭菜園でもできます。農業でお金を得るのが難しいのであれば、思い切って農業を辞めるのも正しい選択だと個人的には思ったりします。仮に農業を目的にしてしまうと、農業を辞めることが出来ません。今の日本の高齢農家の多くが農業を目的化しているのではないかと思ったりします。

 

それでは。