ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

何気ない話が出来る場は必要だけど・・・

雨が降ったりやんだりです。事務作業をしています。

 

黒瀬さんと話をした中で、農業グループの話をしました。

 

黒瀬さんが所属するグループ「ディノファーマーズ」は、それぞれ違う作物を作るメンバーが集まっています。黒瀬さんの話では、新規就農者同士、お互いに話が出来る場があればということでグループが出来たと思うのですが、話をするだけでなくお互いの作った作物をイベントで販売したり、お客様からの問い合わせに対して、この人なら作っているよとか紹介しているそうです。加工品を作ってくれる業者の紹介もあるかもしれません。ちょっとうる覚え。😅

 

若手農家が集まって話が出来る場があるというのは、ものすごくいいことです。私もとにかく話が出来る場を作る必要があるなと思って、売上を伸ばすとか、販路を作るとか、そういうことは関係なしに、ただただ普段の中の話をしたり、仕事の中の悩みや愚痴を言えるような場が必要なのではないかと思って、それを作るためのヒントになるかなと思い黒瀬さんに会いに行きました。やはり何気ない話が出来る場があることで、困ったときに相談できるし、普段から集まったりすることで、集まりに参加しなくなったときに大丈夫かな?と心配も出来る・・・。

 

昨年末の里親さんとのトラブルで就農直前にハウスが借りられなくなった就農予定者の人からの相談を聞いたりすると、彼はたまたま話が出来る農家さんがいて、その農家さんがたまたま私のことを知ってくれていたからこうやって知り合えたわけですが、周りに全く話が出来ない、相談できない新規就農者の場合、困った状態になっても誰も気づかない助けられない状態になってしまうと思うのです。

特に丘陵地だと、40歳未満の農家であれば4Hクラブという団体に所属できるので、そういった場が使えますが、それ以上の年齢だと完全に放置状態になります。たまに行政から新規就農者交流会の案内が来ますが、一回1万5千円とか訳の分からない金額の参加費を請求されるので、経営が上手くいっていないときは使えないのではないかと感じるのです。

 

で、ここから農業グループの懸念点というか心配しているところを話します。

 

グループと言えば、私も以前農業グループに参加していたことがありました。ASCです。ASCの場合、あわらに新幹線の駅が来るということで、新幹線開業にあわせて盛り上げていこうと結成されました。どうやって活動していくのかという流れの中で、最初はイベントに出店したり、こんな事したら面白いのではないか?という話をしたりしていました。しかし、いつのまにやらグループのロゴが出来たり、新商品が出来たりで、みんなで活動するというよりかは、力のある人が勝手に物事を決めていくという形になって、それじゃあ参加している意味ないよねってことで、私や友人がグループを抜けた感じです。(かなりざっくりな説明だけど)

 

おそらくですが、それぞれ違う作物を作る農業グループでうまくいくことはかなり難しいのではないかと、個人的には考えています。何故ならグループ内のパワーバランスがくずれやすいからです。

 

同じ商品を作る人たちがグループを作る分には、その中で力がある人がグループを仕切ったとしても、力のない人でも自分とこの商品が売れる期待があります。何故ならば同じ商品だから。しかし、違う商品を扱う人たちでグループを作った場合、売れる商品と売れない商品が発生してしまい、売れない商品を作っている人はこのグループに居なくてもいいんじゃないかと思いグループを抜けるか、何も発言しない幽霊として存在していくのかという感じになりやすいと思うのです。

 

黒瀬さんに嫌われたのは、そういうことをにおわすことをチラッと言ってしまった感じもあったんじゃないかと、ちょっと反省しているところもあったりします。まぁ、もう一つ、黒瀬さんが嫌がったんじゃないかという話もあるんですけどね。それは後ほどブログに書こうかと思います。

 

それでは。