今日は、少し暑さが緩んだ感じがします。
さて、残念なお知らせです。すいか畑の一つが全滅してしまいました。
草が生えまくっているのでわかりにくいかと思いますが、こんな感じです。株元はマルチが張っていて、ちゃんと株が生きていたら緑色をしているのですが、すべて枯れてマルチが丸見えの状態です。
枯れた原因は、以下の通り。
- もともと株が弱かった
5月のゴールデンウィーク中の大雨で、株が水につかって以来、株が大きくなりませんでした。その状態で着果させたので、負荷がかかった感じです。 - 着果数が多い
1番に続く理由ですが、株が弱いのに一株当たり4玉ぐらいつけていました。なかなか着果しなかったのですが、JAへ着果報告する締め切り間際に一斉に着果したので、慌てて棒を立ててしまいました。要するに欲張ってしまったのです。 - ハダニの発生
トドメはハダニの発生です。通常の株だと、ハダニが発生しても枯れるまで少し時間がかかるかと思うのですが、もともと弱っていたのもあり、一瞬で黄色くなって萎れてしまいました。ハダニ用の農薬を何度か散布しましたが、追いつきませんでした。
株が弱っていたのだから、一株当たり1~2玉に抑えていたら良かったのですが、欲張ったのが大きな原因です。あと、ハダニの発生。これは雨が全く降らないのと、雑草が茂っているのでハダニが増えやすい環境になっていたと考えられます。
来年はワラいらずの下にマルチを敷いて、雑草対策をしようと思います。本当はマルチを張るのは、水につかりやすくなるんじゃないかと思って張りたくはなかったのですが、ここまで雑草が生えるとハダニが増殖したり、肥料が雑草に行ってしまって無駄になったりするので、晴れパターンに対応できるようにしていく必要がありますね。
・・・で、来年は大雨で裏目になったりして(笑)
枯れたスイカから、残った玉を通路に投げます。もう出荷できないので、このまま鋤き込んでいきます。ちなみにですが、この畑からまだ出荷していないので、ほぼ丸々損失となります。
日数が来ていないのですが、今年は晴天が続いていたので、甘みがあり、おいしくて食べることは出来るのですが、枯れたことによって日焼けが酷く、また日数が来ていないこともあって、実が皮の近くまで出来ていない(皮が厚い)状態です。
以前、この味きららの名づけ親の方が話していましたが、この味きららは最初に味が出来て、次に実が出来るという品種らしく、多少の早どりでも食べられない状態にはなりにくいとのこと。でも、糖度は落ちやすいです。
トラクターの運転席から。
こうやってスイカを踏みつぶしていくところを、自戒を込めて写真に残しておきます。
次は同じ失敗をしないように。
それでは。