梨畑に来ています。
雨が降っていますが、摘果作業をしています。
雨が降り出す前に、防除と追肥が出来て良かったです。
さて、YouTubeの動画を見ていたら、農業の基本はやはりお金の知識ではないかと感じました。家庭菜園や趣味であれば、土づくりや栽培技術にフォーカスすればいいのですが、農業で生活をしていくとなると、どうやってお金を稼ぎ、守るのかというところを考えて知識を得なければ、どこかで行き詰まるだろうなぁと感じます。
私の場合、カレッジで作った作物を直売所に売ったり、露店で売ったりしましたが、こりゃ、自分には向いていないし、売れないなぁと思いました。
売れない理由としては、モノが良くないという話ではなく、たとえ品質が良くても、お客様はモノの価値ではなく、誰が作ったかで選んでいるということ。売れる様になるには相当時間が掛かるのと、永遠に選ばれない恐れもあるなぁというところで、JA出荷のみにしたところもあります。その方が売上は少ないかもしれませんが確実にお金になりますから。
今年カレッジに入った人は、今、就農計画、事業計画の作成に苦労しているかと思います。
事業計画で売上の見込み額を出すとき、JA出荷が出来る作物であれば、JA出荷のデータが使えますが、直売所や小売りでやっていく人は、その売上見込みの根拠をどう出すのかが課題になってきます。
例えば、直売所でよく売っている人のデータを使うというのも、一見有効に思えますが、先ほども書いた通り、お客様は誰が作ったかで選んでいるので、そのデータは絵に描いた餅になりやすいです。
作った作物が確実にお金になる様な、事業計画が作らないと、就農したあとが大変になると感じます。
それでは。