ヘタレのやなさん

坂井市三国町で農業をして気ままに生きている記録です

移住・農業へ転職を決める前にポジティブな話をしてくる人は要注意だ

何故か今日(6/3)一日で約150PV行きました。前回のブログのタイトルが刺激的だったのかな?ということで、よく似たタイトルを付けました。(笑)

 

前回のブログで、ネガティブな話をしてくる人は要注意と書いたのですが、これはあくまで研修中の話で、何故研修中にネガティブな話をしてくる人は要注意なのかというと、自分を守るためであったりします。

 

研修中って、これから先のことに対してものすごく不安になる時期なのです。不安になるような時期にネガティブな話をしてくる人の話を信じてしまうと、悪いことしか起きません。ポジティブすぎる話もどうかと思いますが、良くない話を聞いて、精神的に参ってしまうようになれば、せっかく農業を志してもうまく行かなくなります。

 

それと研修に入ったという事は、すでに農業を目指しているという事なのです。ネガティブな話を聞いたところで、後戻りは出来ません。先へ進むしかないのです。

 

前回のブログで書き忘れていたことをサラッと書いて、今回は真逆の「ポジティブな話をしてくる人」についてです。

 

研修に入った人は、先にも書いた通り、農業をすることを決めたはずなので、ポジティブな話は活力になるかと思いますが、研修に入る前、とくに県外から移住して農業を考えている人は、ポジティブな話は半分嘘と考えたほうがいいと思います。

 

例えばこんな話。

  1. 農業は儲かる
  2. 農業は自由な時間を作れる
  3. 農業は将来性がある

1番については、過去の記事にも書いた通り、就農して10年未満の新規就農者で農業所得だけで生計が立てられている人は約25%ぐらいです。

 

2番については、1番とリンクしてきますが、農業所得だけでは生活できない場合は、アルバイトなり、副業をしないといけなくなってきます。農業所得だけで生活出来るようになった場合でも、想像以上に長時間働くことが多いです。

 

3番については、個人的には結構微妙な感じだと思います。
よくあるのが農業者の高齢化で、今後引退していく農業者が増えてくるのと、儲からない農家は廃業していく人が増えるので、いずれは勝ち組になる・・・みたいな話があります。これは生産者側の話であって、消費者側からみると、少子化にともない、日本の人口が急激に減りつつあるのと、輸入品の関税撤廃が増えることで海外からの安い農産物が増えてくるという2点で、これからの農業は実は厳しくなるのではないかと個人的には思います。

 

今、移住を考えている人や農業をやってみたいと考えている人は、ポジティブな話には疑いを持って欲しいと思います。今なら別の道も考えることが出来るのですから。

 

それでは。